Parisii パリシーは時を越え古代ギリシャ・ローマ世界と出会うギャラリーです。
2000年以上前の古代ギリシャ、古代ローマ時代に実際に使われた大変貴重な貨幣(古代ギリシャコイン、ローマコイン、ケルトコイン)を専門に販売しています。
作品の選定には歴史的価値・芸術的価値に重きを置き、厳選に厳選を重ねております。
過去に販売した作品、当ギャラリーのコレクション等も、古代コイン図鑑として年代順に掲載させて頂いておりますのでご参照下さい。
また、古代ギリシャ・ローマ世界に関連するアンティーク作品等も販売しております。こちらもお楽しみ下さい。
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ネロ


古代ローマ皇帝ネロに関連する作品を集めました


ネロのコインの額装品

<ネロ>

ローマ、カピトリーニ美術館 両彫像ともネロ。 (店主撮影)
在位54-68年
母アグリッピナは皇帝クラウディウスに嫁し、ネロをその養子とし、さらにネロと前妃の子オクタウィアと結婚させ、さまざまな栄誉を与えて、クラウディウスの後継者とした。
54年アグリッピナは夫を、55年には前妃の子ブリタニクスを毒殺し、16歳でネロは軍隊に推されて即位。治世初期は哲学者セネカ、近衛長官ブルスの指導により元老院を尊重し、減税、属州防衛に努めた。
しかしやがて乱行により、政治は乱れ、母、妻オクタウィアらを次々と暗殺。
セネカも追放し、解放奴隷チゲリヌス、愛人ポッパエアらが政治を専断。自身も芸術と享楽に耽溺し、64年のローマの大火も彼のさしがねといわれる。大火の責任をキリスト教徒に負わせて彼らを処刑し、ローマ復興のため属州から搾取するなど暴政に傾き、陰謀とそれを弾圧するために処刑が相次ぎ国内に不安が高まった。
67年にはギリシアに旅し、競技を催し自ら優勝したが、その間各地に反乱が起り、ガルバが皇帝を宣し、元老院はネロを死刑と定めた。そのためローマ近郊でのどを切って自殺。奴隷出身のアクテによって葬られた。

<古代ローマ皇帝ネロ年表とコイン>
37年、グナエウス・ドミティウス・アヘノバルブスとアグリッピナの息子として誕生
40年、アグリッピナが兄であるカリグラ帝に追放される
41年、カリグラ帝殺される
49年、アグリッピナがクラウディウス帝と結婚し、ネロがクラウディウス帝の養子となる

ネロと母アグリッピナのコイン
53年、ネロ、オクタウィアと結婚

ネロと皇后オクタウィアのコイン
54年、クラウディウス帝死去、ネロが皇帝に即位
55年、義弟ブリタニクス死去
59年、母アグリッピナを殺害
62年、妻オクタウィアを追放し、自害させる。ネロがポッパエアと結婚

ネロと皇后ポッパエアのコイン
64年、ローマの大火
65年、セネカがピソ事件関与容疑をかけられ自害
68年、元老院がガルバを皇帝に擁立、ネロ自害


<ネロのアラ・パキスのコイン>
ネロのコインには、ローマに現存するアウグストゥスの平和の祭壇、アラ・パキスが表されたものがある。
アラ・パキスは前9年にアウグストゥスによって建てられたが、アウグストゥスのコインでアラ・パキスが表されたものは確認されていない。
アラ・パキスを最初にコインに表したのはアウグストゥスの系譜、ユリウス・クラウディウス朝最後の皇帝ネロであった。
左:ネロのアラ・パキスのコイン 右:ローマに現存するアラ・パキス (店主撮影)
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