古代ローマコイン(額付き) 帝政期 ユリアヌス 362-363年 マイオリナ銅貨 ユリアヌス肖像 治世10年を祝し、さらなる20年を祈願したコイン

古代ローマコイン(額付き) 帝政期 ユリアヌス 362-363年 マイオリナ銅貨 ユリアヌス肖像 治世10年を祝し、さらなる20年を祈願したコイン

販売価格: 55,000(税込)

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作品詳細

ローマコイン 帝政期(コンスタンティヌス朝) ユリアヌス マイオリナ貨 362-363年発行

表面:D N FL CL IVLIANUS P F AVG(われらの敬虔で幸福なアウグストゥス、ユリアヌス) 武装した左向きのユリアヌスの肖像、右手には槍を持ち、左手には盾を持っている。
裏面:VOT X MVLT XX ASIRM(10年、その先来る20年の統治を祝福する) 花輪の中に前記の碑文
発行地:シルミウム(パンノニア、現在のセルビア)

コインのサイズ:2,19g 19mm

額のサイズ:178mm×148mm (額に小傷があります)

銘板:JULIANUS the Philosopher AD362-363

ユリアヌス帝はコンスタンティヌスの甥にあたり、当時キリスト教がローマの国教として特権が与えられていた時代に、古代の神々を最高位に据えようとしたため、「背教者」として知られている皇帝です。しかし、実際のユリアヌスは哲学を愛する、叡智ある皇帝であり、行政改革も行い、一般市民の税を軽くしました。
また、現在のパリ、リュテキアに住んでいたこともあり、ガリア人から深く愛された皇帝でもありました。



コインについて:髭などの肖像の細部も綺麗にのこっている、美しいコインです。このタイプの貨幣はローマ帝国の各地で造られましたが、このコインはパンノニアのシルミウムで発行されたものです。シルミウムの発行所は362年の改革の後、2つの発行所が残されましたが、364年、ウァレンティニアヌス1世の時に、約15年の発行所の歴史は幕を閉じました。
銘板について:JULIANUS the Philosopher AD362-363