ローマコイン 属州貨(ガリア・ネマウスス) 前16-前10年 アス銅貨 アウグストゥスとアグリッパ  ニームのシンボル、ワニ

ローマコイン 属州貨(ガリア・ネマウスス) 前16-前10年 アス銅貨 アウグストゥスとアグリッパ  ニームのシンボル、ワニ

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作品詳細

ローマコイン 属州貨(ガリア・ネマウスス) アス銅貨 ニームのシンボル、ワニ 約前16-前10年発行

表:IMP DIVF 背中合わせになったアグリッパ(左)とアウグストゥス(右)の肖像

裏:COL NEMヤシの木につながれたワニ(ネマウススのシンボル)

サイズ:8,47g 25mm


ネマウスス(現在のニーム)はもともと、ケルト人ウォルカエ・アレコミキー族の都市で、貨幣制度はマルセイユに影響を受け、銀貨を中心に発行していました。
ネマウススにローマ人の都市が出来たのは、前45年か前44年、ティベリウス・ネロ(2代目ローマ皇帝ティベリウスの父)によると云われています。その後前31年に、オクタヴィアヌスがアントニウスとクレオパトラを打ち破った、アクティウムの海戦の後に、退役軍人をネマウススに住まわせたことによって、ネマウススはローマ都市としての繁栄を謳歌して行きました。ローマ都市としての繁栄を証明するのが、ネマウススで発行された、この植民市ネマウススの文字と、ネマウススのシンボルのワニが刻まれたコインです。このコインはローマ都市としての経済発展にともなって、ローマコインの発行を余儀なくされ、ネマウススで発行されました。コインに刻まれている、ヤシの木につながれたワニは、エジプトの象徴であると言われ、ネマウススに住んだ退役軍人たちが活躍した、アクティウムの海戦での勝利を表しているといわれています。


ニームの街中にあるワニの噴水 店主撮影


またネマウススの繁栄は現在も数多くニームに残されているすばらしいローマ遺跡によって感じ取ることができます。


ニームのメゾン・カレ 店主撮影