古代ローマコイン(額装付き)　帝政期　トラヤヌス　１１６年　デナリウス銀貨　トラヤヌス肖像　裸のマルス

古代ローマコイン　帝政期　トラヤヌス　デナリウス銀貨　(額装付き)

１１６年、ローマ発行

オモテ：IMP CAES NER TRAIANO OPTIM AVG GER DAC　(Imperatori Cæsari Nervae Traiano Optimo Augusto Germanico Dacico インペラトトリ　カエサリ　ネルウァエ　トライアノ　オプティモ(最上の)　アウグスト　ゲルマニコ(ゲルマニア征服者の)　ダキコ(ダキア征服者の))　
月桂冠を戴いた右向きのトラヤヌス肖像

ウラ： P M TR P COS 　VI P P SPQR　(Pontifex Maximus Tribunicia Potestate Consul 6 Pater Patriae Senatus Populus Que Romanus ポンティフェクス　マキシムス(最高神祇官)　トリブニキア・ポテスタテ(護民官職権)　コンスル６回目　パテル・パトリアエ(国父)　セナトゥス・ポプルス・クエ・ロマヌス(元老院とローマ市民))

裸のマルス神、右手に槍、左手に戦勝記念柱

コインのサイズ：2,56g 19mm
額のサイズ：１４４mm×1４４mm
額の色：金
マットの色：ベルベットの紫


トラヤヌス

オスティア博物館(店主撮影)
在位９８-１１７年
ローマ史上、最も偉大な皇帝と呼ばれることが多い人物。
前皇帝にネルウァに後継者に指名され、ネルウァの死後、９８年に皇帝に即位。
トラヤヌスは、ダキア、アラビア、パルティアを征服し、トラヤヌスの時代、ローマ帝国の領土は最大となった。
ダキア征服によって、資金に恵まれたトラヤヌスは数々の建造物を帝国に築いた。
中でも現在もローマに聳え立つ、トラヤヌス広場のトラヤヌスの記念柱は素晴らしい。

<トラヤヌスの記念柱>


ローマ、トラヤヌス帝の記念柱(店主撮影)

トラヤヌスのダキア征服を記念して１１３年５月に完成された。
高さが約３０メートルにも及ぶこの記念柱は２０個の巨大な大理石ブロックで出来ている。
柱には螺旋状にトラヤヌス帝のダキア戦争の様子が彫られている。
柱の最上部には、コイン図像の通り、トラヤヌス帝の彫像が置かれていた。1588年からは聖ペトロの像が建てられた。
１１７年、トラヤヌスが病死した後、トラヤヌスの遺灰は黄金の壺におさめられ、トラヤヌスの記念柱の基部に安置された。

トラヤヌスの記念柱が表されたデナリウス銀貨　１１５年発行