古代ローマコイン 共和政終焉期 前42年 マルクス・ユニウス・ブルートゥス(ブルータス) デナリウス銀貨 アポロン肖像 戦勝記念柱 フィリッピの戦いのコイン
古代ローマコイン 共和政終焉期 前42年 マルクス・ユニウス・ブルートゥス(ブルータス) デナリウス銀貨 アポロン肖像 戦勝記念柱 フィリッピの戦いのコイン
販売価格: 330,000円(税込)
作品詳細
古代ローマコイン 共和政期 マルクス・ユニウス・ブルートゥス デナリウス銀貨
前42年夏〜秋、マケドニア周辺で発行(小アジア、北ギリシャ)
オモテ面:LEG COS (legatus costa 副官コスタ) アポロン神の肖像
ウラ面:IMP BRVTVS (Imperator Brutus インペラトル・ブルートゥス) 戦勝記念柱
貨幣発行人:インペラトル(最高司令官)ブルートゥス、レガトゥス(副官)コスタ
前42年の夏から秋に、フィリッピの戦いを前に、ブルータスが発行したデナリウス銀貨。
オモテ面にはアポロン神の肖像が刻まれており、ブルータスがアポロンの加護を示したかったことが推測される。
そもそもブルータスとアポロンの関係は深い。ブルータスの祖先ルキウス・ユニウス・ブルータスによる暴君タルクィニウスの追放は、アポロンの神託を受けて成されたという伝説がある。
またプルタルコスによれば、ブルータスは、最後の決戦が近づいた自身の誕生日の祝宴で、盃を手にし、「しかし私は痛ましい運命とレトの息子(アポロン)に殺された」(『イーリアス』の中で死に挑むパトロクロスが言うセリフ)と言ったと云う。
さらに、ブルータスは、フィリッピで最後の戦いに挑んだ時、兵士の合言葉を「アポロン」に定めたと云う。
コインのアポロンの肖像と共に刻まれたLEG COSはlegatus costaの略で、副官コスタを意味する。この副官 Pedanius Costa ペダニウス・コスタについて詳しいことはわかっていない。
コインウラ面には戦勝記念柱とIMP BRVTVSの銘が刻まれている。8の字型の盾が特徴的な戦勝記念柱は、ブルータスがトラキアやリュキアの地を征服したことを意味している。
これらの一連のコインを、フィリッピの戦いに備えて発行できたのは、トラキアを始めとした東方諸都市を征服して大量の金銀を搾取したことに因るところが大きいと推測されている。
前42年夏〜秋、マケドニア周辺で発行(小アジア、北ギリシャ)
オモテ面:LEG COS (legatus costa 副官コスタ) アポロン神の肖像
ウラ面:IMP BRVTVS (Imperator Brutus インペラトル・ブルートゥス) 戦勝記念柱
貨幣発行人:インペラトル(最高司令官)ブルートゥス、レガトゥス(副官)コスタ
前42年の夏から秋に、フィリッピの戦いを前に、ブルータスが発行したデナリウス銀貨。
オモテ面にはアポロン神の肖像が刻まれており、ブルータスがアポロンの加護を示したかったことが推測される。
そもそもブルータスとアポロンの関係は深い。ブルータスの祖先ルキウス・ユニウス・ブルータスによる暴君タルクィニウスの追放は、アポロンの神託を受けて成されたという伝説がある。
またプルタルコスによれば、ブルータスは、最後の決戦が近づいた自身の誕生日の祝宴で、盃を手にし、「しかし私は痛ましい運命とレトの息子(アポロン)に殺された」(『イーリアス』の中で死に挑むパトロクロスが言うセリフ)と言ったと云う。
さらに、ブルータスは、フィリッピで最後の戦いに挑んだ時、兵士の合言葉を「アポロン」に定めたと云う。
コインのアポロンの肖像と共に刻まれたLEG COSはlegatus costaの略で、副官コスタを意味する。この副官 Pedanius Costa ペダニウス・コスタについて詳しいことはわかっていない。
コインウラ面には戦勝記念柱とIMP BRVTVSの銘が刻まれている。8の字型の盾が特徴的な戦勝記念柱は、ブルータスがトラキアやリュキアの地を征服したことを意味している。
これらの一連のコインを、フィリッピの戦いに備えて発行できたのは、トラキアを始めとした東方諸都市を征服して大量の金銀を搾取したことに因るところが大きいと推測されている。