古代ローマコイン 共和政期 ルキウス・メミウス デナリウス銀貨 前109-前108年 ディオスクロイの裸像 マリウス、ユグルタ戦争時のコイン
古代ローマコイン 共和政期 ルキウス・メミウス デナリウス銀貨 前109-前108年 ディオスクロイの裸像 マリウス、ユグルタ戦争時のコイン
販売価格: 77,000円(税込)
作品詳細
古代ローマコイン 共和政期 ルキウス・メミウス デナリウス銀貨
前109-前108年、ローマ発行
オモテ:右向きの月桂冠を戴いた青年の肖像 (アポロン?)
顎の下にXVI(16アス)を表すモノグラム
ウラ:L MEMMI(Lucius Memmius ルキウス・メミウス)
裸のディオスクロイ(カストルとポリュデウケス) それぞれ肩にマント、槍を持っている。馬2頭。
サイズ:3,74g 18mm
このデナリウス銀貨が発行された時、ローマはキンブリ族とテウトニ族のイタリア侵入、ヌミディア王ユグルタ戦争に悩まされていた。
前107年、マリウスはユグルタに勝利、前104-前101年にはゲルマン人に勝利した。
貨幣発行人:ルキウス・メミウス
メミウス家はローマのプレブス(平民)の家系。
ウェルギリウス(ローマの叙事詩人)によれば、メミウス家はトロイの英雄アエネアスといっしょにイタリアに来たメネステウスの子孫であるとされていた。
またギリシャ神話では、アテネの王テセウスがハデスによって冥界に幽閉されていた時にアテネの王位についたメネステウスが登場する。
テセウスがヘレネをテュンダレオスから奪ったため、ヘレネの兄弟たちディオスクロイ(カストルとポリュデウケス)が誘拐者テセウスから彼女を取り戻そうとしてアテネに侵入。メネステウスは留守のテセウスに代り自分が王位につくから民は従うようにと言った。一説によると、ディオスクロイがメネステウスによって仲介を頼まれ、メネステウスを王位につけたという。
この神話に関連してなのか、このデナリウス銀貨のウラ面にはディオスクロイが刻まれている。
<ディオスクロイ>
ギリシャ神話の双子カストルとポリュデウケスの通称。
スパルタの王妃であったレダが白鳥に化身したゼウスと交わって産み落とした卵から、姉妹のヘレネおよびクリュタイムネストラと共に誕生したが、このうちポリュデウケウスとヘレネだけがゼウスの子で、カストルとクリュタイムネストラは、レダの人間の夫テュンダレオスの子であったという。
従兄弟にあたるイダスとリュンケウス兄弟と争ったときに、カストルはイダスに殺され、ゼウスは生き残ったポリュデウケウスだけを昇天させようとした。しかし彼はカストルと離れ離れになるのを拒んだので、ゼウスは2人がポリュデウケスの不死を分け合い、一日おきに神界と冥府で暮らすことを許したという。
前109-前108年、ローマ発行
オモテ:右向きの月桂冠を戴いた青年の肖像 (アポロン?)
顎の下にXVI(16アス)を表すモノグラム
ウラ:L MEMMI(Lucius Memmius ルキウス・メミウス)
裸のディオスクロイ(カストルとポリュデウケス) それぞれ肩にマント、槍を持っている。馬2頭。
サイズ:3,74g 18mm
このデナリウス銀貨が発行された時、ローマはキンブリ族とテウトニ族のイタリア侵入、ヌミディア王ユグルタ戦争に悩まされていた。
前107年、マリウスはユグルタに勝利、前104-前101年にはゲルマン人に勝利した。
貨幣発行人:ルキウス・メミウス
メミウス家はローマのプレブス(平民)の家系。
ウェルギリウス(ローマの叙事詩人)によれば、メミウス家はトロイの英雄アエネアスといっしょにイタリアに来たメネステウスの子孫であるとされていた。
またギリシャ神話では、アテネの王テセウスがハデスによって冥界に幽閉されていた時にアテネの王位についたメネステウスが登場する。
テセウスがヘレネをテュンダレオスから奪ったため、ヘレネの兄弟たちディオスクロイ(カストルとポリュデウケス)が誘拐者テセウスから彼女を取り戻そうとしてアテネに侵入。メネステウスは留守のテセウスに代り自分が王位につくから民は従うようにと言った。一説によると、ディオスクロイがメネステウスによって仲介を頼まれ、メネステウスを王位につけたという。
この神話に関連してなのか、このデナリウス銀貨のウラ面にはディオスクロイが刻まれている。
<ディオスクロイ>

ギリシャ神話の双子カストルとポリュデウケスの通称。
スパルタの王妃であったレダが白鳥に化身したゼウスと交わって産み落とした卵から、姉妹のヘレネおよびクリュタイムネストラと共に誕生したが、このうちポリュデウケウスとヘレネだけがゼウスの子で、カストルとクリュタイムネストラは、レダの人間の夫テュンダレオスの子であったという。
従兄弟にあたるイダスとリュンケウス兄弟と争ったときに、カストルはイダスに殺され、ゼウスは生き残ったポリュデウケウスだけを昇天させようとした。しかし彼はカストルと離れ離れになるのを拒んだので、ゼウスは2人がポリュデウケスの不死を分け合い、一日おきに神界と冥府で暮らすことを許したという。
