古代ローマコイン 帝政期 トレボニアヌス・ガルス 銅貨 251-253年 冥府の神ハデスと番犬ケルベロス

古代ローマコイン 帝政期 トレボニアヌス・ガルス 銅貨

251-253年、ビテュニア・ニカエア発行

オモテ:ΑΥΤ Κ Γ ΒΕΙΒ  ΓΑΛΛΟⳞ ΑΥΙ
放射光状王冠をつけた右向きのトレボニアヌス・ガルスの肖像

ウラ:ΝΙΚΑΙΕΩΝ
ハデス神(またはセラピス神)と番犬ケルベロス

サイズ:6,13g 23mm

<ケルベロス>
冥府の神ハデスの番犬。ヘシオドスの『神統記』では50の頭を持つと語れたが、美術では3つの頭を持つ姿で表されることが多い。
ヘラクレスの12の難行の最後は、ケルベロスを冥界から地上へ連れてくることであった。ヘラクレスがケルベロスに日の光を浴びせると、ケルベロスは慄き太陽に向って吠え、その時出た唾液からトリカブトが生まれた。



<トレボニアヌス・ガルス>
在位251-253年
251年、デキウス帝とその長男ヘレニウス・エトルスクス帝がゴート族に殺されると、ローマ軍はモエシア総督であったトレボニアヌス・ガルスを皇帝に推戴した。
トレボニアヌス・ガルスは前帝デキウスの次男ホスティリアヌスを「アウグストゥス」に推戴させ、共治帝とした。
実の息子ウォルシアヌスには「カエサル」(副帝)の称号を与えた。
同年、ホスティリアヌスは病死、すぐに実の息子ウァルシアヌスの「アウグストゥス」の称号を与えた。
252年、ローマの重要な都市アンティオキアがペルシア人によって陥落。
253年、モエシア総督アエミリウス・アエミリアヌスが、ゲルマン人征伐に成功し、軍団によって「アウグストゥス」に推戴された。これを制するため、トレボニアヌス・ガルスとウォルシアヌスは進軍するもインテラムナ(ローマから北75km)で兵士に殺された。


古代ローマコイン 帝政期 トレボニアヌス・ガルス 銅貨 251-253年 冥府の神ハデスと番犬ケルベロス