古代ギリシャコイン シチリア島・シラクサ 前310-前305年 テトラドラクマ銀貨 僭主アガトクレスの勝利の銀貨 戦勝記念柱を建てる勝利の女神ニケ

古代ギリシャコイン シチリア島・シラクサ アガトクレス テトラドラクマ銀貨

前310-前305年発行

オモテ:KOPAΣ(コレ―:ペルセポネの別称)右向きのペルセポネの肖像 髪を下し、麦穂の冠(ペルセポネの母デメーテルは人間に最初の麦穂を与えた)をつけている

ウラ:AΓAΘOKΛEIOΣ(アガトクレス)
腰巻のみ着けた翼を広げたニケが戦勝記念柱を建てる姿 ニケは左手にくぎ? 右手にはハンマー 足元にはトリスケル

サイズ:16,45g 21mm

シラクサ位置

シラクサの僭主アガトクレスが発行したアガトクレスの名が刻まれたテトラドラクマ銀貨。
カルタゴとの攻防戦の期間、前310-305年頃に発行された。
アガトクレスはカルタゴの侵入を抑え、カルタゴをシチリアの西部地域に退却させた。
ウラ面は戦勝記念柱を建てる勝利の女神ニケ。ニケは腰巻きだけを身につけ、翼を広げた美しい姿で表されている。ニケの翼を沿うようにアガトクレスの名が刻まれている。この意匠はアガトクレスのカルタゴに対する勝利を表している。

<シラクサ>
シチリア島南東沿岸の都市国家。地中海世界で最も繁栄した都市の一つ。
前734年または前733年にコリントスの植民市として建設された。
前485年、ゲラの僭主ゲロンがシラクサの僭主となり、シラクサは黄金時代を迎えた。
この頃建造されたと推定されているギリシャ劇場は現在は世界遺産となっており、シラクサの観光名所である。
前480年、カルタゴがシチリアに侵入した際はアクラガスの僭主テロンと同盟を結びヒメラで撃退、ギリシアに勝利をもたらした。
このカルタゴに対する勝利の際に、シラクサの僭主ゲロンの妻(アクラガスの僭主テロンの娘)デマレーテは、夫ゲロンにカルタゴ人に対して寛大な処遇をするように頼んだとされている。
これに感謝したカルタゴはデマレーテに黄金の冠を送ったとされる。
この黄金の冠が元手となり、シラクサの美しい銀貨が発行されたという言い伝えもある。
前212年、第二次ポエニ戦争時、ローマに陥落。
この時シラクサの科学者アルキメデスが反射鏡や起重機を考案し、ローマ軍を苦しめ、シラクサはローマ軍の攻撃に3年間も持ちこたえたとされる。

前3世紀、ヒエロン2世の時代に着工されたシラクサのギリシャ劇場
シチリア島で最も大きいギリシャ劇場。シラクサが当時文化的頂点であったことを象徴している。


古代ギリシャコイン シチリア島・シラクサ 前310-前305年 テトラドラクマ銀貨 僭主アガトクレスの勝利の銀貨 戦勝記念柱を建てる勝利の女神ニケ