古代ケルトコイン ガリア・トレウェリー族(現ドイツ都市トーリア語源) 前70-前50年 銀貨 トルクを持つ人 古代ケルト芸術

古代ケルトコイン ガリア・トレウェリー族 銀貨(キナリウス銀貨または軽いデナリウス銀貨)

前70-前50年発行

オモテ:髪の毛が渦巻いた右向きの肖像

ウラ:左手にトルク(ケルト人の首輪)を持った人


サイズ:1,37g 15mm


右のデッサンはラ・トゥール著『ガリアコイン図表』(1892年)より


右のデッサンはラ・トゥール著『ガリアコイン図表』(1892年)より


(トレウェリー族)
ガリア・ベルガエ、現ルセンブルグ、ドイツ、モーゼル川沿いに居住していたケルト人。
現ドイツ都市トリーア(Trier)はトレウェリー族(Treveri)を語源とする。
トレウェリー族はガルア・ベルガエの中で最も有力な部族でカエサルの『ガリア戦記』の中に多くの記述が残されている。


<カエサル『ガリア戦記』の中のトレウェリー族に関する記述>
(前58年:1巻)
ゲルマン人のアリオウィストスとカエサルが戦争を起こした時、トレウェリー族はカエサルに使節を送り、ゲルマン人のスエビー族がナスアとキンベリウスという兄弟の指導者に導かれレーヌス河(現ライン河)を渡ろうとしっていることを報告した。

(前57年:2巻)
カエサルがベルガエ人ネルウィー族と戦った時、ガリア人の中で特に武勇で誉れが高いトレウェリー族はカエサルに援軍を送った。

(前57-前56年:3巻)
カエサルは副将ティトゥス・ラビエヌスをトレウェリー族に送り、ゲルマン人がレーヌス河(現ライン河)を越えてこないように監視させた。

(前54年:5巻)
トレウェリー族のインドゥティオマルスがローマに反乱を起したが、ティトゥス・ラビエヌス率いるローマ軍がこれを抑えインドゥティオマルスは殺害された。

(前53年:6巻)
再びトレウェリー族は反乱を起すも鎮圧され、インドゥティオマルスの婿で親ローマ派のキンゲトリクスに支配権が渡された。

(前52年:7巻)
ウェルキンゲトリクスの大反乱の際、トレウェリー族はゲルマン人に圧力をかけられていたため、ウェルキンゲトリクスに援軍を送らず、この戦争には不参加であった。

(前51-前50年:8巻)
トレウェリー族が謀反を起し、ティトゥス・ラビエヌスがトレウェリー族を制圧した。
古代ケルトコイン ガリア・トレウェリー族(現ドイツ都市トーリア語源) 前70-前50年 銀貨 トルクを持つ人 古代ケルト芸術