古代ケルトコイン ガリア・レミー族 (現フランス都市ランスの語源) 前2世紀末〜前50年 スタテル金貨 目が強調された肖像 馬とハート 古代ケルト美術

古代ケルトコイン ガリア・レミー族 スタテル金貨

前2世紀末〜前50年頃発行

オモテ: 目が強調された肖像 中央右の三角形が目 縄文様

ウラ:左向きの馬 馬の上にはハート形 馬の下には球と円

サイズ:6,32g 16mm


右のデッサンはラ・トゥール著『ガリアコイン図表』(1892年)より


右のデッサンはラ・トゥール著『ガリアコイン図表』(1892年)より


<レミー族>
ガリア・ベルガエ、現フランス、シャンパーニュ地方マルヌ県、アルデンヌ県に居住していたケルト人。
マルヌ県の都市ランス(Reims)の語源はレミー族(Remi)に由来する。
ガリア戦争中、ローマと友好関係を結び、ローマを助けたことで知られる。


<カエサル『ガリア戦記』のレミー族に関する記述>
(前57年:2巻)
・ベルガエ人の戦争の際、レミー族は他のベルガエの部族と共に蜂起せず、いち早く、カエサルの元に、部族の有力者イッキウスとアンデコンボギウスを使節として送り、身柄財産を全てローマに託すことを約束し、ローマに服従した。
※レミー族が同じベルガエ人のスエッシオネース族の支配下に置かれていたため、ローマと友好関係を築くことで、部族の保全を確保しようとしたと推測されている。

・カエサルはレミー族の有力者の子供を人質に取り、レミー族からベルガエ人の武力や領土に関する様々な情報、兵糧を仕入れ、レミー族の領土に陣地をしいた。

・カエサルの陣地から8哩離れたレミー族の町ビブラクスにベルガエ人が襲撃をしかけたため、レミー族のイッキウスがカエサルに援軍を求めた。
これを受けカエサルはレミー族にヌミディア人、クレタ人、バレアレス人の兵士を援軍としてビブラクスに送った。
このカエサルの援軍によりベルガエ人はビブラクスを陥落させることは諦め、ビブラクスの周りの町を略奪し焼き払った。

(前54年:5巻)
エブロネース族、ネルウィー族、トレウェリー族征伐に向け、レミー族の領土にティトゥス・ラビエヌスの軍団を冬営させた。

(前52年:7巻)
ウェルキンゲトリクス率いるアレシアの戦いの後、カエサルは副将のガイウス・ファビウスとルキウス・ミヌキウス・バシルスを2個軍と共にレミー族の領土に配置し、未だ服従させていないベロウァキー族を監視した。

(前51-前50年:8巻)
カエサルはベロウァキー族の反乱に対しレミー族から集めた兵を送り込むが、レミー族の指導者が倒され大打撃を受けた。
古代ケルトコイン ガリア・レミー族 (現フランス都市ランスの語源) 前2世紀末〜前50年 スタテル金貨 目が強調された肖像 馬とハート 古代ケルト美術