Parisii パリシーは時を越え古代ギリシャ・ローマ世界と出会うギャラリーです。
2000年以上前の古代ギリシャ、古代ローマ時代に実際に使われた大変貴重な貨幣(古代ギリシャコイン、ローマコイン、ケルトコイン)を専門に販売しています。
作品の選定には歴史的価値・芸術的価値に重きを置き、厳選に厳選を重ねております。
過去に販売した作品、当ギャラリーのコレクション等も、古代コイン図鑑として年代順に掲載させて頂いておりますのでご参照下さい。
また、古代ギリシャ・ローマ世界に関連するアンティーク作品等も販売しております。こちらもお楽しみ下さい。
なお、お問合せはホームページ右上のお問合せフォームよりお願い致します。

古代ケルトコイン ガリア・ウェネティー族 (現フランス都市ヴァンヌの語源) 前2世紀 スタテル金貨 人面馬 カエサルのガリア戦争、モルビアン湾の戦いのウェネティー族の金貨 古代ケルト芸術

古代ケルトコイン ガリア・ウェネティー族 (現フランス都市ヴァンヌの語源) 前2世紀 スタテル金貨 人面馬 カエサルのガリア戦争、モルビアン湾の戦いのウェネティー族の金貨 古代ケルト芸術

作品詳細

古代ケルトコイン ガリア・ウェネティー族 スタテル金貨

前2世紀発行

オモテ:判別不明

ウラ:人面馬と御者 その下に横たわる人

サイズ:7,59g 20mm

前2世紀頃に発行されたウェネティー族の金貨。


右のデッサンはラ・トゥール著『ガリアコイン図表』(1892年)より
ウラ面の馬の顔は人の形をしている。さらに馬の下には人が横たわっている。

<ウェネティー族>
ウェネティー族は、ガリア・アルモリカ、現フランス・ブリュターニュ地方、モルビアン県に居住していたケルト人。
モルビアン県の県庁所在地、都市ヴァンヌ Vanne はウェネティー族 Veneti を語源とする。


<カエサル『ガリア戦記』のウェネティー族に関する記述>
・前57年、カエサルがベルガエ人を制圧した同じ頃、カエサルがガリア・アルモリカに派遣していた部下のプブリウス・クラッススがウェネティー族を含むガリア・アルモリカの部族を制圧し、ウェネティー族から人質をとる。

-ウェネティー族の権威はその海岸の地方で最も大きく、多くの船をもち、それでたえずブリタンニアにゆききし、航海の知識と経験では他をひきはなし、荒れ狂う海に、ひろびろとした<大洋の>下に散在する僅かな港をおさえ、この海(今日のビズケー湾)を往来する殆ど全てのものから租税を取り立てていた。(カエサル著『ガリア戦記』近山金次訳 岩波書店 3巻ー8)

・前56年、ウェネティー族がカエサルが派遣した部下、クイントゥス・ウェラニウスとティトゥス・シーリウスを人質に取り、ウェネティー族の人質を返すことを要求したため、カエサル軍とウェネティー族の間でモルビアン湾の戦いが勃発した。
ウェネティー族は近隣の部族、オシスミー族、レクソウィー族、ナンネーテス族、アンビリアーティー族、モリニー族ら、さらにブリタニアからも援軍を呼びローマとの戦いに備えた。
・カエサルは、すでに平定したガリア人から徴集した船隊を副官デキムス・ブルートゥスに託し、ウェネティー族征伐に派遣した。

デキムス・ブルートゥスのコイン


・カエサルとデキムス・ブルートゥス率いるローマ軍はウェネティー族の船隊のマストを鋭利な鈎をつけた長竿で破いて、船を操縦不能にする作戦で、ウェネティー族に勝利した
・前52年のウェルキンゲトリクス率いるアレシアの決戦に、ウェネティー族を含むガリア・アルモリカの部族は3万の兵を送った。