古代ケルトコイン ガリア・レドネース族 (現フランス都市レンヌの語源) 前80-前50年 スタテル銀貨 人面馬を操る鳥 古代ケルト芸術

古代ケルトコイン ガリア・レドネース族 (現フランス都市レンヌの語源) 前80-前50年 スタテル銀貨 人面馬を操る鳥 古代ケルト芸術

作品詳細

古代ケルトコイン ガリア・レドネース族 スタテル銀貨

前80-前50年発行

オモテ:右向きの肖像

ウラ:人面馬 馬を操る御者は鳥のような姿の動物? 馬の下には車輪

サイズ:6,10g 24mm


都市レンヌの語源となったレドーネス族が発行した銀貨。


右のデッサンはラ・トゥール著『ガリアコイン図表』(1892年)より
メドーゥサのように髪の房が舞い踊るかのような豊かな髪の肖像、肖像の鼻は右へ引っ張られているかのように横長である。


右のデッサンはラ・トゥール著『ガリアコイン図表』(1892年)より
人または鳥のような顔をした馬が右に向かって跳躍している。その馬を操っているのも鳥のような姿をした動物である。
馬の下には、太陽の象徴と解釈される車輪が表されている。

<レドーネス族>
ガリア・アルモリカ、現フランス、ブリュターニュ地方、イル=エ=ヴィレーヌ県に居住していたケルト人。
イル=エ=ヴィレーヌ県、県庁所在地、都市レンヌの語源はレドーネス族に由来する。


<カエサル『ガリア戦記』のレドーネス族に関する記述>
カエサルのガリア戦記ではレドーネス族についての記録は少なく、ガリア・アルモリカの部族のとして名前が登場するだけである。
・前57年、カエサルがベルガエ人を制圧した同じ頃、カエサルがガリア・アルモリカに派遣していた部下のプブリウス・クラッススがレドーネス族を含むガリア・アルモリカの部族を制圧した。
・前52年のウェルキンゲトリクス率いるアレシアの決戦に、レドーネス族族を含むガリア・アルモリカの部族は3万の兵を送った。