ニケ (ウィクトリア)

ギリシャ神話のニケに関連する作品を集めました。


アレクサンダー大王のニケの金貨 ニケの隣にアレクサンドロスの銘が表されている 前336-前323年発行

<ニケ>
ギリシャ神話の有翼の勝利の女神。ローマ神話ではウィクトリアと呼ばれる。
冥界の川の女神ステュクスとティタン神族のパラスの娘。
ニケ(勝利)の兄弟姉妹に、ゼロス(熱情)、クラトス(強さ)、ビア(活力)がいる。
ニケはこの兄弟たちと母ステュクスと共に、ティタン族とゼウスの戦いでゼウスがティタン族を倒すのを助けたことから、ゼウスに最も近しい従者となった。


ティタン族を倒すアテナとニケが表されたペルガモンの祭壇 左から、ニケ、アテナ、ティタン族 右下はガイア 19世紀末の版画

この神話からニケは勝利を導く女神として、運動競技会のアスリートや音楽家に霊感を授ける存在となった。
戦火を勝ち抜いた者やオリンピックを始めとした古代競技会の勝利者にシュロの冠を捧げる姿がコインにもよく登場する。


左:シラクサ、僭主アガトクレスの銀貨 ニケが右手にハンマー、左手に釘を持って戦勝記念柱を作っている 前310-前305年発行
右:スッラに勝利の冠を捧げるウィクトリアが表されたローマコイン 前82年発行


アウグストゥスのウィクトリアの金貨 7-8年発行
世界を象徴する球の上にウィクトリアが腰掛けている図像は、アウグストゥスが内乱を勝ち抜いてローマ世界の支配者となったことを意味している。


<サモトラケのニケ誕生秘話のコイン>

サモトラケのニケ ルーブル美術館 (店主撮影)
デメトリオス1世のテトラドラクマに表されたニケの図像は、フランス・ルーブル美術館のサモトラケのニケの復元に一役買ったコインとしても知られる。

マケドニア、デメトリオス1世のテトラドラクマ銀貨 前300-前295年発行

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サモトラケのニケ誕生秘話のコイン

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