Parisii パリシーは時を越え古代ギリシャ・ローマ世界と出会うギャラリーです。
2000年以上前の古代ギリシャ、古代ローマ時代に実際に使われた大変貴重な貨幣(古代ギリシャコイン、ローマコイン、ケルトコイン)を専門に販売しています。
作品の選定には歴史的価値・芸術的価値に重きを置き、厳選に厳選を重ねております。
過去に販売した作品、当ギャラリーのコレクション等も、古代コイン図鑑として年代順に掲載させて頂いておりますのでご参照下さい。
また古代ギリシャ・ローマ世界に関連するアンティーク作品等も販売しております。こちらもお楽しみ下さい。

ロムルスとレムス


ローマ建国神話のロムルスとレムスに関連する作品を集めました


下写真のロムルスとレムスのローマコインの額装品

<ロムルスとレムス>
ローマを建国したとされる双子の兄弟。
軍神マルスとウェスタの巫女レア・シルウィアの子。
レア・シルウィアはアルバ・ロンガの王の娘で、王の弟が王位を剥奪したのちは、処女を貫かなければならないウェスタの巫女となっていた。
軍神マルスによって巫女の誓いがやぶられたことで、ロムルスとレムスが誕生した。
双子はテベレ川に流され、イチジクの木の下に流れつき、オオカミに乳をもらっているところを、羊飼いのファウストゥルスが発見し、養子として育てられた。
ロムルスとレムスは成人すると、自分たちの出自を知り、アルバ・ロンガの正当な後継者として戦った。
のちに、テベレ河岸にローマを建国するに至る。


ローマ、カピトリーノ美術館のロムルスとレムス像(店主撮影)
リウィウスは「ローマ史」の中で、前296年にパラティヌスの丘に雌オオカミの乳を吸うロムルスとレムスの像が建てられたことを伝えている。


<ロムルスのサビニ人女性誘拐>
ローマ建国後すぐにロムルスとレムスの間で争いが起き、ロムルスはレムスを殺害した。
生き残ったロムルスはまずは新しい国ローマの人口拡大に乗り出した。(ローマは建国当初、男ばかりであった)
ロムレスは、ローマの北東に住んでいたサビニ人をローマの祭におびき寄せ、やってきたサビニ人の女性を誘拐し、自国民の妻とした。
この事件によりサビニ人は王ティトゥス・タティウス指揮のもとローマに攻撃をしかけた。
しかしすでにローマ人の妻になってしまったサビニ女性たちが両国の間に入って仲裁したため、サビニは折れてローマと和平を結んだ。
サビニ王ティトゥス・タティウスは自国民と共にローマに移住した。
ロムルスはティトゥス・タティウスにローマの王位を分け、共同でローマを統治した。

この前89年のローマコインはオモテ面にサビニ王ティトゥス・タティウスの肖像とウラ面にローマ人のサビニ女性誘拐の場面が表されている。
このコインを発行したルキウス・ティトゥリウス・サビヌスは自身がサビニ王の末裔であることをコイン図像に表している。


<コンスタンティヌス帝の新都市、コンスタンティノープル建都時のロムルスとレムスのコイン>

コンスタンティヌス帝は324年、ビザンティウムをローマ帝国の新首都コンスタンティノポリスにすべく大計画を着手し、6年後に新都市は完成した。
この時コインにもローマ帝国新首都を記念すべく、ローマ建国者ロムルスとレムスが表された。
コインオモテ面のローマ神肖像の周りには「都市ローマ」を意味するVRBS ROMAの銘が表されている。
5