古代ケルトコイン ガリア・オシスミー族(現フランス・ブルターニュ地方) スタテル金貨 前1世紀 古代ケルト人の芸術品

古代ケルトコイン ガリア・オシスミー族(現フランス・ブルターニュ地方) スタテル金貨

前80-前50年発行

オモテ:右向きのオグミオス神、オグミオス神の頭からは鎖がのび、小さい人頭がついている

ウラ:左向きの御者に操られる人面馬、その下には、翼を持った人物が横たわる

サイズ:6,67g 24mm

ガリア・オシスミー族位置

<オシスミー族>
オシスミー族は現在のフランス北西部、ブルターニュ地方、カレに居住していたケルト民族。
オシスミーはケルト語で、「世界の果てに生きるもの」の意。
ガリア最北西部、荒れ狂う海に面していた土地に居住していた民族ということが名前からうかがえる。
ユリウス・カエサルが著した『ガリア戦記』の中では同じブリュターニュ地方のケルト部族ウェネティー族の連合部族として登場する。


<オグミオス神>
ケルト人の神オグミオスはギリシャ神話のヘラクレスに比される。
ヘラクレスのように弓と棍棒をもって表されることもあれば、顔の舌先から細い鎖が伸び、その鎖は人の頭につながっているという奇妙な姿で表された。
このコインは後者のタイプである。
紀元2世紀のギリシャの作家ルキアノスによれば、ケルト人にとって、ヘラクレスの強さは肉体的強さではなく、雄弁さにあると考えられていたとされる。



<人面馬>
現ブリュターニュ地方のケルト人のコインのウラ面には人面馬が表されることが多かった。
このコインの人面馬の人間の顔の髪型が個性的で面白い。
馬の前の十字のシンボルは太陽を表していると推測されている。

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