古代ローマコイン 共和政期 前71年 マニウス・アクィリウス デナリウス銀貨 スパルタクスの反乱制圧時の銀貨

古代ローマコイン 共和政期 マニウス・アクィリウス デナリウス銀貨

前71年、ローマ発行

オモテ: III VIR VIRTVS(三人委員 ウィルトゥス)ヘルメットをかぶった右向きのウィルトゥス神

ウラ:MN AQVILL MN F MN N SICIL (マニウス・アクィリウス マニウスの息子 マニウスの孫 シチリア) 女性を捕らえる兵士

サイズ:4,04g 20mm

このデナリウス銀貨の発行推定年前71年はクラッススがスパルタクスの奴隷反乱(第3次奴隷戦争)を制圧した年にあたる。
貨幣を発行したマニウス・アクィリウスは祖先マニウス・アクィリウス(前101年のコンスル)のシチリア奴隷反乱制圧の功績を貨幣意匠にあらわした。

貨幣発行者:マニウス・アクィリウス
この貨幣発行人の祖先マニウス・アクィリウスは前101年にコンスルを務めた人物で、シチリアの奴隷反乱(第2次奴隷戦争)をおさめた。
この貨幣のウラ面のひざまずく女性はシチリア島の人格化で、マニウス・アクィリウスが反乱をおさえた功績を意味している。



<ウィルトゥス>

ローマの勇気、英雄的行為、美徳の神格化。
Virtusがラテン語で女性名詞であることから女神とされるが、姿は男神のように逞しく武装した姿であらわされた。

<デナリウス・セッラートゥス>

このコインは縁がギザギザした、デナリウス・セッラートゥスと呼ばれているデナリウス銀貨。この周りがギザギザしたデナリウス銀貨は、ローマ共和政期に度々つくられた。
これは、打刻に失敗したわけではなく、周りをギザギザさせることによって、メッキ貨ではないことを印象づけるためにとられた手法であるとも考えられているが、このデナリウス・セッラートゥスのメッキ貨も見つかっていることから、その説が正しいかは不明である。
古代ローマコイン 共和政期 前71年 マニウス・アクィリウス デナリウス銀貨 スパルタクスの反乱制圧時の銀貨