古代ローマコイン 共和政期 ポストゥミウス・アルビヌス デナリウス銀貨 前81年 ヒスパニア神 鷲の軍団旗とファスケス

古代ローマコイン 共和政期 ポストゥミウス・アルビヌス デナリウス銀貨 

前81年、ローマ発行

オモテ:HISPAN(ヒスパニア)右向きのヴェールを被ったヒスパニア神の肖像

ウラ: A POST AF SN ALBIN(アウルス・ポストゥミウス アウルスの息子 スプリウスの孫 アルビヌス)トガを着たローマ人 左側にはローマ軍団の鷲 右側にはファスケス(そっかん カバ材またはニレ材の棒を束ね革紐で縛り、そこに斧を挿入したもの 高官の命令権の象徴でリクトル(先導警使)がこれを肩に担いで高官を先導した)

サイズ:4,05g 20mm

貨幣発行人:アウルス・ポストゥミウス・アルビヌス
アウルス・ポストゥミウス・アルビヌスは前99年のコンスル(執政官)を務めた人物。

<ヒスパニア神>

ヒスパニア(現スペイン)を神格化した女神。
オモテ面のヒスパニア神はこの貨幣を発行したポストゥミウス・アルビヌスの祖先ルキウス・ポストゥミウス・アルビヌス(プラエトル)が前180-179年にヒスパニア人のウァケイ―族とルシタニ族との戦いに勝利した功績を称えていると推測されている。

<鷲の軍団旗>
ローマ軍の旗。マリウスが2度目のコンスル(執政官)を務めた前104年に、鷲が軍団のシンボルに定められた。
竿の先の鷲は共和政期には銀か青銅、帝政期には金であったとされる。

<ファスケス>
そっかん。カバ材またはニレ材の棒を束ね革紐で縛り、そこに斧を挿入したもの 高官の命令権の象徴でリクトル(先導警使)がこれを肩に担いで高官を先導した。
後にイタリアのファシズム政党の語源となった。

<デナリウス・セッラ―トゥス銀貨>
このコインは縁がギザギザした、デナリウス・セッラートゥスと呼ばれているデナリウス銀貨。このコインのように周りがギザギザしたデナリウス銀貨は、ローマ共和政期に度々つくられた。
これは、打刻に失敗したわけではなく、周りをギザギザさせることによって、メッキ貨ではないことを印象づけるためにとられた手法であるとも考えられている。しかしデナリウス・セッラートゥスのメッキ貨も見つかっていることから、必ずしもこの説が正しいとは言えない。
古代ローマコイン 共和政期 ポストゥミウス・アルビヌス デナリウス銀貨 前81年 ヒスパニア神 鷲の軍団旗とファスケス