古代ギリシャコイン ディラキウム 前400-前350年 スタテル銀貨 母牛と仔牛 コルキュラ島の理想の庭園、アルキノオスの庭

古代ギリシャコイン ディラキウム 前400-前350年 スタテル銀貨 母牛と仔牛 コルキュラ島の理想の庭園、アルキノオスの庭
古代ギリシャコイン ディラキウム スタテル銀貨

前400-前350年発行

オモテ:仔牛に乳を与える母牛 Π(パイ?)
ウラ:ΔYP(Dyrrachium ディラキウム)
四角装飾

サイズ:10,12g 23mm

子に乳を与える母牛が表されたディラキウムの銀貨。
ウラ面の装飾された四角は、理想の庭園の代名詞である、オデュッセウスが訪れたアルキノオスの庭を象徴した意匠とも推測されている。
アルキノオスの庭があったのは、このコインを発行したディラキウムの母市コルキュラ島であった。
オデュッセウスはトロイア戦争からの帰路、コルキュラ島に流れ着き、王女ナウシカにもてなしを受けた。
オッデュセウスが訪れた、ナウシカの父王アルキノオスの庭園は理想の庭園で、1年中、梨、林檎、葡萄などの様々な果実が次々に熟して絶えることがなかったという。


<ディラキウム>
アドリア海岸の都市国家、エピダムノスとも呼ばれた。
前625年頃、コルキュラとコリントスの植民市として建都された。
前435年、ディラキウムでは、民主派と寡頭派で内乱が起き、民主派がコリントスに、寡頭派がコルキュラに援助を求めた。
これによりコルキュラとコリントスの間で争いが起きたことが、ペロポネソス戦争勃発の誘因になったといわれる。
コイン発行時の歴史背景は、下の「コインで見る、古代ローマ史年表」をクリックしてご覧ください。





コイン詳細、掲載写真撮影:中村めぐみ