古代ローマコイン 帝政期 リウィアとユリア(アウグストゥスの妻と娘) 銅貨 ペルガモン発行 前10-前2年 リウィアとユリアの肖像 実の父アウグストゥスに追放された悲劇の女性ユリアのコイン

古代ローマコイン 帝政期 リウィアとユリア(アウグストゥスの妻と娘) 銅貨 ペルガモン発行 前10-前2年 リウィアとユリアの肖像 実の父アウグストゥスに追放された悲劇の女性ユリアのコイン
古代ローマコイン  帝政期 リウィアとユリア 銅貨

前10-前2年、ペルガモン発行

オモテ:ΛIBIAN HPAN XAPINOΣ (リウィアの ヘラの カリノスの)
ヘラの姿のリウィア肖像

ウラ:IOYΛIAN AΦPOΔITHN (ユリアの アフロディーテの)
アフロディーテの姿のユリア肖像

サイズ:4,61g 19mm

アウグストゥスの妻リウィアとアウグストゥスの1人娘ユリアの肖像が現れた、ペルガモンで発行された銅貨。
オモテ面の銘の「カリノスの」のカリノスは高官の名と推測されている。
リウィアはゼウスの妻ヘラ、ユリアは美の女神アフロディーテとして表されている。
東方ではアウグストゥスの一族が神として崇拝されていたことがこのコインからも理解される。

ユリアは実の父アウグストゥスにより姦通罪で追放された、悲劇の女性として知られる。
悲劇の発端は、前11年にアウグストゥスが娘ユリアとティベリウスを無理に結婚させたことによる。
この不幸により、ユリアはマルクス・アントニウスの息子である、ユッルス・アントニウスと愛人関係を結んだため、巨大なスキャンダルを生み、前2年、姦通罪で処され、その後島流しとなった。
ユリアは14年にアウグストゥスが他界した年に同じく死去している。

一方リウィアはアウグストゥスの死後も15年間に渡って政界の女王として君臨した。
コイン発行時の歴史背景は、下の「コインで見る、古代ローマ史年表」をクリックしてご覧ください。





写真撮影者:中村めぐみ