古代ケルトコイン ブリタニア・カンティー族(現イギリス・ケント州語源) 4分の1スタテル金貨 前50-前20年 ペガサスを彷彿させる馬 古代ケルト芸術

古代ケルトコイン ブリタニア・カンティー族(現イギリス・ケント州語源) 4分の1スタテル金貨 前50-前20年 ペガサスを彷彿させる馬 古代ケルト芸術
古代ケルトコイン ブリタニア・カンティー族 4分の1スタテル金貨 

前50-前20年発行

表:打ち込みなし

裏:左向きの馬  馬の背中からは、ペガサスの翼を思わせる三角形

サイズ:1,33g 11mm

ブリタニア・カンティー族の4分の1スタテル金貨。
ペガサスの翼を彷彿させる馬の背中についた三角形は、パリシー族の金貨の馬とも類似している。


左:パリシー族の金貨


(カンティ―族)
現イギリス、ケント州に居住していたケルト人。
ケントKent、カンタベリーCanterburyの名は、カンティー族(Cantii)に由来する。
カエサル『ガリア戦記』ではカンティ―族の土地カンティウムについて多く記述されている。

<カエサル『ガリア戦記』中のカンティー族に関する記述>
(前54年:5巻)
カエサルはブリタニア遠征の記述の中でブリタニアの地形について説明しカンティウムについて以下のように述べている。
ブリタニアの地形は3角形で、その一面がガリアに面している。この面の一角がガリアからの船の大半が向かうカンティウムである。
さらにカエサルはブリタニアの中でカンティウムに住む者が最も文化的で風習はガリアと変わらないと述べている。

ローマの侵入に対してブリタニア人の指導者カッシウェラヌスは、4人の王が君臨していたカンティウムに使節を送り、不意をついて海岸に駐屯するローマ軍を襲うことを指示するが、逆にローマ軍に襲われ敗北した。
カエサルはカンティウムの4人の王の名はキンゲトリクス、カルウィリウス、タクシマグルス、セゴウァクスと伝えている。 
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コイン詳細、掲載写真撮影:中村めぐみ