古代ケルトコイン ガリア・サントネース族(現フランス都市サント) 前40ー前25年 銅貨 ローマコインに影響を受けて発行された銅貨 古代ケルト芸術

古代ケルトコイン ガリア・サントネース族(現フランス都市サント) 前40ー前25年 銅貨 ローマコインに影響を受けて発行された銅貨 古代ケルト芸術
古代ケルトコイン ガリア・サントネース族 クアドランス銅貨

前40ー前25年発行

オモテ:CONTOVTOS(有力者の名と推測される) 右向きのローマ化された男性の肖像

ウラ:右向きの雌オオカミ、その下に牛の頭、オオカミの背後には木

サイズ:1,50g 15mm


カエサルのガリア征服後に発行されたローマコインの影響を受けた銅貨。
クアドランス銅貨に相当すると推測されている。


ロムルスとレムスに乳を与える雌オオカミのローマコイン



(サントネース族)
現フランス・ヌーヴェル=アキテーヌ地域シャラント=マリティーム県に居住していたケルト人。
都市サント(Saintes)の語源はサントネース(Santones)族に由来する。

アウグストゥスの時代にガリアは、ガリア・ルグドネンシス、ガリア・アクィタニア、ガリア・ナルボネンシスの3つに編成され、サントネース族の領土の都市メディオラヌム・サントヌム(現サント)がガリア・アクィタニアの州都となった。

<カエサル『ガリア戦記』中のサントーネス族に関する記述>
(前58年:1巻)
ヘルウェティ―族ーがローマのプローウィンキア(ガリア・トランサルピナ)からすぐ近くのサントーネス族の領土に入ろうとしたため、カエサルはこれを阻止するため兵を送った。

(前57-前56年:3巻)
カエサルはガリア・アルモリカのウェネティー族との戦いの際、サントネース族、ピクトネース族から徴集した船舶と艦隊をデキムス・ブルータスに任せた。

(前52年:7巻)
アルウェルニ-族のウェルキンゲトリクス率いるアレシアの戦いの際、サントネース族は12000人の兵を送った。
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コイン解説、写真撮影者:中村めぐみ