古代ケルトコイン ガリア・アロブロゲース族 前1世紀 ドラクマ銀貨 ガリア・トランサルピナ最北の部族のコイン 古代ケルト芸術

古代ケルトコイン ガリア・アロブロゲース族 前1世紀 ドラクマ銀貨 ガリア・トランサルピナ最北の部族のコイン 古代ケルト芸術
古代ケルトコイン ガリア・アロブロゲース族 ドラクマ銀貨(またはデナリウス銀貨)

前1世紀発行

オモテ:左向きの肖像

ウラ面:左向きの駆ける馬

サイズ:2,27g 14mm


<アロブロゲース族>
ガリア・トランサルピナの最北にいたケルト人。現フランス、ドーフィネ地方、サヴォワ地方にあたる。
アロブロゲース族の領土はイゼール川とローヌ川の間のアルプス山脈北部に位置した。
前218年、ポエニ戦争時、ハンニバルのアルプスを越えの際に、アロブロゲース族の領土を通過し激しい抵抗にあい、ハンニバル軍が打撃を受けたことをポリュビオスが伝えている。

前121年、ローマのコンスル、クイントゥス・ファビウスはガリア・トランサルピナ(アルプスより以北のガリア)に出兵し、アロブロゲース族に勝利し、この地をローマ属州とした。
クイントゥス・ファビウスは、このアロブロゲース族に勝利したことにより、アロブロゲース族に勝利した者を意味する、添え名、アッロブロギクスを加え、クイントゥス・ファビウス・アッロブロギクスと名乗った。

前66年、そして前62-前61年にもアロブロゲース族はローマに反旗を翻したがすぐに鎮圧された。


<カエサルの『ガリア戦記』のアロブロゲース族に関する記述>
(前58年:1巻)
・ヘルウェティー族がローマの領土となっていたアロブロゲース族の領土を通過しようとしたため、ローマ軍がこれを阻止するため兵をあげた。
・カエサルはヘルウェティー族を平定させた後、荒廃した彼らの土地の管理をアロブロゲース族に命令し、ゲルマン人がヘルウェティー族の土地に侵入してこないようにした。

(前52年:7巻)
アルウェルニー族のウェルキンゲトリクスは大反乱に向け、アブロゲース族も反乱に加わるよう説得したが、アブロゲース族はローマへの忠誠を保ち反乱には加わらなかった。
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コイン詳細、掲載写真撮影:中村めぐみ