古代ケルトコイン ガリア・アンビアーニ族 ガリア・アンビアーニ族 (現フランス都市アミアンの語源) 前60-前25年 銅貨 口を大きく開けた肖像 背を向け合うヒッポカムポス 古代ケルト芸術

古代ケルトコイン ガリア・アンビアーニ族 ガリア・アンビアーニ族 (現フランス都市アミアンの語源) 前60-前25年 銅貨 口を大きく開けた肖像 背を向け合うヒッポカムポス 古代ケルト芸術
古代ケルトコイン ガリア・アンビアーニ族 銅貨

前60-前25年発行

オモテ:口を大きく開けた左向きの肖像  

ウラ:背を向け合ったヒッポカムポス(海馬)?

サイズ:2,69g 18mm

ガリア・アンビアーニ族がカエサルのガリア戦争頃からアウグストゥスの時代の前に発行した銅貨。


<アンビアーニ族>
アンビアーニ族 Ambiani はガリア・ベルガエ、現在のフランス北部、ピカルディー地方、ソンム県に居住していたケルト人である。
ソンム県の県庁所在地アミアン(Amiens)はアンビアーニ族に由来する。
「アンビアーニ」はガリア語で「両側に住む者」を意味する。両側とは、ピカルデイ地方を通って、イギリス海峡へと注ぐ、ソンム川の両岸を意味すると推測されている。


右のデッサンはラ・トゥール著『ガリアコイン図表』(1892年)より

口を大きく開けた左向きの肖像の前には、この人物の髪の毛ともとれる2つの曲線文様が表されている。


右のデッサンはラ・トゥール著『ガリアコイン図表』(1892年)より

ヒッポカムポス(海馬)と思われる動物2頭が背を向け合っている。
この意匠は逆さにしても動物2頭が背を向け合っているように見え、まるでだまし絵のようである。




<カエサル『ガリア戦記』の中のアンビアーニ族に関する記述>
・前57年、カエサル率いるローマ軍とベルガエ人の戦いの際に、アンビアーニ族は1万の兵士を保持していた。
・前52年のウェルキンゲトリクス率いるアレシアの決戦にアンビアーニ族は5000人の兵士を送った。
コイン発行時の歴史背景は、下の「コインで見る、古代ローマ史年表」をクリックしてご覧ください。





コイン解説、写真撮影者:中村めぐみ