古代ローマコイン 帝政期 アウグストゥス アス銅貨 前7-前3年 アウグストゥス肖像とポンティフェクス・マキシムスの銘 ルグドゥヌム(リヨン)の祭壇 ガリア人がアウグストゥスへの忠誠を誓って建てたルグドゥヌムの祭壇のコイン  ティベリウス帝の付加刻印あり

古代ローマコイン 帝政期 アウグストゥス アス銅貨 前7-前3年 アウグストゥス肖像とポンティフェクス・マキシムスの銘 ルグドゥヌム(リヨン)の祭壇 ガリア人がアウグストゥスへの忠誠を誓って建てたルグドゥヌムの祭壇のコイン  ティベリウス帝の付加刻印あり
古代ローマコイン 帝政期 アウグストゥス アス銅貨 

前7-前3年、ルグドゥヌム(現フランス・リヨン)発行

オモテ:CAESAR PONT MAX (Caesar Pontifex Maximus カエサル ポンティフェクス・マキシムス(最高神祇官))
月桂冠を戴いた右向きのアウグストゥスの肖像

ウラ:ROM ET AVG (Romae et Augusti ローマとアウグストゥスに)
ルグドゥヌムの祭壇 TIB(ティべリウス Tiberiusの頭3文字)の付加刻印あり

サイズ:11,08g 25mm

アウグストゥスの時代から、属州ガリアは3つの皇帝属州と1つの元老院属州に分けて統治された。
すでに前120年にローマ属州となったガリア・ナルボネンシスは元老院が管轄し、残りの3つ、ガリア・アクィタニア、ガリア・ベルギカ、ガリア・ルグドゥネンシスは皇帝が管轄した。
前43年にルキウス・ムナティウス・プランクスによって建都されたルグドゥヌム(現リヨン)は、アウグストゥスの時代から、3つの皇帝管轄のガリア属州の中心地として繁栄を極め、重要なコイン発行場所でもあった。


このルグドゥヌムで発行された銅貨のウラ面に表されているのは、前12年にアウグストゥスの甥ドルススが奉献した、ルグドゥヌムの祭壇である。
この祭壇の元に、毎年8月1日、ガリア全土から60の部族が集まり、ガリア全土がローマとアウグストゥスに忠誠が誓われた。


※オモテ面にはレピドゥスの死によって前12年にアウグストゥスが受け継いだポンティフェクス・マキシムス(最高神祇官)のに称号が刻まれている。

※ウラ面のTIBの付加刻印は、ティべリウスを意味する。ティべリウスの時代に、このコイン流通を承認するために付加刻印されたと推測される。



コイン発行時の歴史背景は、下の「コインで見る、古代ローマ史年表」をクリックしてご覧ください。





コイン詳細、掲載写真撮影:中村めぐみ