古代ローマコイン 帝政期 アウグストゥス キストフォルス銀貨 ペルガモン発行 前27-前26年 アウグストゥス肖像 ヤギ座(アウグスティヌスのホロスコープ) 最初にAVGVSTVSの銘が刻まれたコイン

古代ローマコイン 帝政期 アウグストゥス キストフォルス銀貨 ペルガモン発行 前27-前26年 アウグストゥス肖像 ヤギ座(アウグスティヌスのホロスコープ) 最初にAVGVSTVSの銘が刻まれたコイン
古代ローマコイン 帝政期 アウグストゥス キストフォルス銀貨

前27-前26年、ペルガモン(属州アシア)発行

オモテ:IMP CAESAR (Imperator Caesar インペラトル・カエサル)
右向きのアウグストゥス肖像 リトゥウス(神官の杖)

ウラ:AVGVSTVS (アウグストゥス) カプリコルヌス(ヤギ) ヤギの背中からはコルヌコピア(豊穣の角)が出ている その周りを月桂冠が囲んでいる

サイズ:11,53g 25mm

前27年、オクタウィアヌス、元老院よりアウグストゥスの称号を与えられ、属州(ガリア、ヒスパニア、シリアなど)の総督職を10年間与えられる。
これよりオクタウィアヌスの正式名はインペラトル・カエサル・アウグストゥスとなった。
すぐに属州アシアのペルガモンでは、ペルガモン王国時代からのコイン、キストフォルス銀貨にアウグストゥス肖像が刻まれた。
ウラ面にはAVGVSTVSの銘とカプリコンが表されている。
このキストフォルス銀貨は最初にAVGVSTVSの銘が刻まれたコインである。

<アウグストゥスとヤギ座:カプリコルヌス>
アウグストゥスは自身のホロスコープはヤギ座(磨羯宮)であると公表していたため、それをコインにも刻んだ。
磨羯宮は古代では非常に重要であり、新たな出発点を意味した。
それは古代では冬至の後に再び太陽が天体を進み始める獣帯宮がやぎ座(磨羯宮)であったからである。
アウグストゥスは自身が長らく続いた内戦を終わらせ、新時代の支配者であることをカプリコルヌスを使ってアピールしたのである。
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コイン解説、写真撮影者:中村めぐみ