テトラドラクマ銀貨 シリア・アンティオキア発行 前37-前32年 クレオパトラ肖像 アントニウス肖像 

テトラドラクマ銀貨 シリア・アンティオキア発行 前37-前32年 クレオパトラ肖像 アントニウス肖像 
テトラドラクマ銀貨 クレオパトラ アントニウス

前37-前32年頃、シリア・アンティオキア発行

オモテ:BASILISSA KLEOPATRA THEA NEOTERA (女王クレオパトラ 新たな女神)
ディアデマをつけた右向きのクレオパトラ7世の肖像 真珠の首飾りがつながった2つのブローチで衣を留めている

ウラ:ANTONIOS AUTOKRATVR TRITON TRIVN ANDRVN (アントニウス インペラトル3回 3人委員)
右向きのアントニウスの肖像


サイズ:14,17g 27mm


前37-前32年頃に属州シリア・アンティオキアで発行されたテトラドラクマ銀貨。
オモテ面にクレオパトラの肖像、ウラ面のアントニウスの肖像が表されている。
このコインの特に興味深い点は、オモテ面にクレオパトラの肖像が表され、ウラ面にアントニウスの肖像が表されていることである。
通常では、コインのオモテ面に表される方が支配者であった。
このコインが発行されたシリアではアントニウスよりもクレオパトラの方が支配者とみなされていたことがうかがえる。
肖像もクレオパトラは豪華な装飾を身に纏い、ディアデマ(王冠)をつけているが、アントニウスは何も身につけていない簡素な姿で表されている。
このコインは最初にアントニウスとクレオパトラの肖像が表されたコインである可能性が高いとされている。
コイン発行時の歴史背景は、下の「コインで見る、古代ローマ史年表」をクリックしてご覧ください。





コイン詳細、掲載写真撮影:中村めぐみ