古代ローマコイン 共和政期 前115-前114年 デナリウス銀貨 ローマ神肖像 物思いのローマ神

古代ローマコイン 共和政期 前115-前114年 デナリウス銀貨 ローマ神肖像 物思いのローマ神
古代ローマコイン 共和政期 デナリウス銀貨

前115-前114年、ローマ発行

オモテ:ROMA (ローマ) コリント式兜を被った右向きのローマ神肖像 ローマ神の後ろにX(デナリウスの意)

ウラ:積み重なった盾の上に座るローマ神、左手には槍 その前には雌オオカミとロムルスとレムス ローマ神の両脇にはハト2羽

サイズ:3,72g 20mm

貨幣発行者:不明

貨幣発行委員の名が刻まれていないのは、この時期のローマコインでは異例。
それゆえこのコインはローマ政府ではなく、個人の裁量で発行された可能性が高いと推測されている。
前115年の執政官マルクス・アウレリウス・スカウルスはリグリアでの勝利の凱旋式を行っている。その勝利と関連しているコインである可能性も高い。


ウラ面の座って物思いにふけるローマ神の図像が大変美しく、情緒溢れる。
このローマ神からは、幾度もの戦争の犠牲によって、ローマ国家が成り立っていたことを思い出させられる。

このコインのウラ面の図像はおよそ200年後にティトゥス帝の金貨図像でリバイバルされた。
コイン発行時の歴史背景は、下の「コインで見る、古代ローマ史年表」をクリックしてご覧ください。





コイン詳細、掲載写真撮影:中村めぐみ