古代ローマコイン 帝政期 ゴルディアヌス3世 238-244年 ドゥポンディウス銅貨(属州貨キリキア・アナザルブス) ゴルディアヌス3世肖像 三美神

古代ローマコイン 帝政期 ゴルディアヌス3世 238-244年 ドゥポンディウス銅貨(属州貨キリキア・アナザルブス) ゴルディアヌス3世肖像 三美神
古代ローマコイン 帝政期 ゴルディアヌス3世 ドゥポンディウス銅貨 属州貨(キリキア・アナザルブス)

238-244年、キリキア・アナザルブス発行

オモテ:AVT K M ANT GORDIANOC CE 放射光状王冠をつけた右向きのゴルディアヌス3世の肖像

ウラ:ANAZARBOV MHTROP 三美神

サイズ:7,41g 22mm

キリキア・アナザルブス位置

<ゴルディアヌス3世>

右はゴルディアヌス3世彫像 コインの肖像も彫像も共に、額と顎が特徴的な青年。

ゴルディアヌス1世の孫。
プピエヌスとバルビヌスが親衛隊に斬殺された後、カエサルの称号を得ていた13歳のゴルディアヌス3世が皇帝に即位した。
242年ペルシア遠征で勝利をおさめるも、親衛隊長フィリップス・アラブスに帝位を奪われ、わずか19歳で殺害された。

<三美神>
美と優雅の三女神。ローマではグラーティアエ(gratiae)と呼ばれた。
ギリシャ神話のカリテス(Charites)に当たる。
Aglaia(輝き)、Euphrosyne(喜び)、Thalia(開花)の三姉妹。

三美神の意匠は古代ローマの属州貨にのみ使われた。そのため、意匠がはっきりとわかるものは大変希少。このゴルディアヌス3世のコインのウラ面の三美神の美しさは群を抜いている。

三美神の彫刻 オスティア・アンティカ出土 1-2世紀頃

三美神の壁画 ポンペイのデンタトゥス・パンテーラの家より出土 1-50年頃
コイン発行時の歴史背景は、下の「コインで見る、古代ローマ史年表」をクリックしてご覧ください。





コイン解説、写真撮影者:中村めぐみ