古代ローマコイン 帝政期 セプティミウス・セウェルス 皇后ユリア・ドムナ 201年 デナリウス銀貨 ユリア・ドムナ肖像 子供(ホルス)に乳を与えるイシス神

古代ローマコイン 帝政期 セプティミウス・セウェルス 皇后ユリア・ドムナ 201年 デナリウス銀貨 ユリア・ドムナ肖像 子供(ホルス)に乳を与えるイシス神
古代ローマコイン 帝政期 ユリア・ドムナ デナリウス銀貨

201年、ローマ発行

オモテ:IVLIA AVGVSTA (ユリア アウグスタ)
右向きのユリア・ドムナ肖像

ウラ:SAECVLI FELICITAS (Saeculi Felicitas 世紀の幸福)
子供(ホルス神)を抱いて、乳を与えるイシス神

サイズ:3,25g 18mm


ウラ面にはエジプトのイシス神と息子の幼児のホルスが刻まれている。
ホルスは成人として表現されることが多いですが、このコインの図像のように母権を強調するために、息子ホルスが乳飲み子として表現された。

イシスとホルスの図像は、カラカラとゲタの母であることを強調したと推測される。

ユリア・ドムナ
皇后193-211年
186年か187年にセプティミウス・セウェルスと結婚。
188年にカラカラ、189年にゲタを生んだ。
美貌と知性の両面で有名。
211年、セウェルスの死後、カラカラとゲタが共治帝となるも、カラカラはゲタを殺害した。
ゲタは母ユリア・ドムナの腕の中で息を引き取ったという。
217年、カラカラが殺され、マクリヌスが皇帝に即位した後、食を絶って自殺した。

ケレス神の姿のユリア・ドムナ彫像 オスティア博物館
コイン発行時の歴史背景は、下の「コインで見る、古代ローマ史年表」をクリックしてご覧ください。





コイン解説、写真撮影者:中村めぐみ