古代ローマコイン 帝政期 ティトゥス デナリウス銀貨 79年 ティトゥスの肖像 船嘴装飾の記念柱

古代ローマコイン 帝政期 ティトゥス デナリウス銀貨 79年 ティトゥスの肖像 船嘴装飾の記念柱
古代ローマコイン 帝政期 ティトゥス デナリウス銀貨

79年、ローマ発行


オモテ:IMP TITVS CAES VESPASIAN AVG P M (Imperator Titus Caesar Vespasianus Augustus Pontifex Maximus インペラトル ティトゥス カエサル ウェスパシヌス アウグストゥス ポンティフェクス・マキシムス(最高神祇官))
月桂冠を戴いた右向きのティトゥス肖像

ウラ: TR P VIIII IMP XV COS VII P P (Tribunicia Potestate nonum Imperator quintum decimum Consul septimum Pater Patriae 護民官職権9回 インペラトル15回 コンスル7回 国家の父)
船嘴(せんし)が付いた柱の上にソル神 右手に槍、左手にパラゾニウム(刀)

サイズ:3,41g 19mm

ウラ面の船嘴(せんし)が付いた柱は、オクタヴィアヌスがアクティウムの海戦の勝利を記念して、パラティヌスの丘のアポロン神殿の前に建てた記念柱がモデルとなっている。

ティトゥス

在位79-81年 
ウェスパシアヌスの長男、ウェスパシヌスの死後皇帝に即位。
ウェスパシヌスが建設を始めたコロッセオは、ティトゥス帝下に完成した。


ティトゥスのコロッセオが表されたセステルティウス銅貨 81-82年発行


コロッセオ(フラウィウス円形闘技場)

ティトゥス帝の治世に、コロセウムの落成記念として「百日競技会」が開かれ、9000頭もの野獣が殺された。
ティトゥスの即位から2ヵ月後に、ヴェスヴィオ山が噴火。

フォロ・ロマーノに現在も残るティトゥスの凱旋門、ユダヤ戦争の勝利を記念して皇帝の死後に建てられた。
凱旋門の内側には鷲に乗って昇天するティトゥスが表されている。







ティトゥス彫像 ローマ出土 95年頃 ナポリ考古学博物館
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コイン詳細、掲載写真撮影:中村めぐみ