古代ギリシャコイン アテネ テトラドラクマ銀貨 前500-前480年発行 アテネ初期のコイン

古代ギリシャコイン アテネ テトラドラクマ銀貨

前500-480年発行

オモテ:アテナ神

ウラ:AΘE(アテネ) フクロウ 左にオリーブ

これはアテネの初期のテトラドラクマ銀貨である。ドラクマはギリシャの銀貨の基準単位でテトラは4を意味する。つまり4ドラクマ銀貨である。
オモテ面にはアテナ神、ウラ面にアテナ神の聖鳥フクロウが刻まれている。
このアテネのコインは古代世界で絶大に支持され、アテネでは約500年間に渡ってこの図像のコインが発行された。
なぜアテネはこのコイン図像をずっと保持したのか。
それはこのコイン図像がオモテ・ウラの両面で地中海世界で最も信用あるアテネという都市国家自体を表すからだ。
オモテ面のアテナ神は国家の女神であり、ウラ面のフクロウはアテナ神の聖鳥である。フクロウの右側にはアテネを意味するAΘEの文字も表されている。
このコインはアテネという都市国家が具現化されたものなのである。
都市国家アテネの財源は、アクロポリスのアテナ神殿によって保管され、アテナ神の所有物とみなされていた。
市民は戦争などで臨時の財源が必要な時、返済することを約束した上で、アテナ神から資金を借り入れたのである。
コインのアテナ神とフクロウの図像は、コインが市民個人の手に渡ったとしても、それはアテナ神から貸し出されただけで、本来は国家のものであるということ意味しているのである。
古代ギリシャコイン アテネ テトラドラクマ銀貨 前500-前480年発行 アテネ初期のコイン