古代ローマコイン アエス・グラーヴェ クアドランス銅貨 前280年頃発行 ローマ最初のコイン

古代ローマコイン AES GRAVE アエス・グラーヴェ クアドランス銅貨(4分の1アス銅貨)

前280-前269年頃発行

オモテ:2粒の麦の実、その間に3つの球

ウラ:開いた右手、左側に3つの球

サイズ:78,80g 40mm


ローマでは前5世紀頃から、AES RUDE(アエス・ルーデ 未加工の青銅の意)と呼ばれる青銅の鋳塊を貨幣として使用していた。アエス・ルーデは、コインではなく重量単位で使用されていたため、塊や棒状に作られており、しばしば、小片に切断して使用された。

前280年頃になると、ローマで初めて丸いコイン型の貨幣が発行された。これらは「重い青銅」を意味するAES GRAVEと呼ばれる。
ローマでの丸形のコイン型の採用は、ギリシャ諸都市の模倣である。
ローマは地中海世界の強国として頭角を現した前3世紀、ギリシャコインに習って、丸形のコインを発行し始めた。
まずローマはギリシャのエピロス王ピロス(前280-275年)のイタリア半島の侵入を防ぎ、半島全体の支配者となった。
その後、2度に渡るカルタゴとのポエニ戦争(前264-241年、前218-201年)での勝利によって、ローマは地中海世界の覇者となった。

このコインは、前280-269年頃に発行されたアエス・グラーヴェの4分の1アス銅貨である。アエス・グラーヴェは基本的に324-265gの重さのアス銅貨で発行された。
このコインは約80gであることから、4分の1アス銅貨であると推測される。
古代ローマコイン アエス・グラーヴェ クアドランス銅貨 前280年頃発行 ローマ最初のコイン