<ケルトコインはどのようにして作られたか?>

 

  ケルトコインは他の古代コインと同じように、打刻の方法でつくられたコインと鋳造の方法でつくられたコインがありました。

 

  このページでは打刻での作り方と鋳造での作り方の両方を説明します。

 

  打刻での作り方

 

打刻でつくられたケルトコインの例

ブリテン・カトゥウェラウニー族のスタテル金貨

 

1、コインを発行するにあたって、コインの単位、作る量、使用する金属、デザインを決める。

 

2、デザインが決まったら、うち型がつくられ、うち型にデザインを刻む。(図1を参照)

 

3、コインの元となる、金属の小球を粘土でできた型に流して作成。(図2を参照)

 

4、3の小球は図像を綺麗に刻むために、平面になるように、1つづつ打つ。(図3を参照)

 

5、3で平面にされた金属片は熱いうちに、うち型の間に挟まれ、打刻される。

図1: 打ち型をつくっている様子

ルッド著『Britain's first coins』 p15より抜粋

 

 

図2:コインの元となる小球をつくるための型

ルッド著『Britain's first coins』 p15より抜粋

 

 

図3: 打刻される前のコイン

ルッド著『Britain's first coins』 p15より抜粋

 

 

 

鋳造での作り方

鋳造でつくられたケルトコインの例

ガリア・レミー族のブロンズ貨(ポタン)

 

1、コインを発行するにあたって、コインの単位、作る量、使用する金属、デザインを決める。

 

2、コインのオモテ面用、ウラ面用2枚の粘土の型に、デザインを刻む。(図4を参照)

 

3、2の2つの型を、合わせ、その中に金属が流し込む。

 

4、型を外し、コインが連なった板は切られ、1つのコインとなる。

 

図4:鋳造に使ったオモテ面の型とウラ面の型の復元

ルッド著『Britain's first coins』 p16より抜粋